オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

【Excel VBA エキスパート ベーシック】Dir関数 (ファイルの存在を確認する) (VBA入門32)

 

Dir関数とは

Dir関数は引数にファイルやフォルダのパスを指定し、指定したファイルやフォルダが存在するときにはファイル名もしくはフォルダ名を返し、存在しないときは「""」を返します。

ファイルやフォルダの存在確認をするときに使うことが多いです。

 

書式:Dir(パターン,[属性])

引数

f:id:auroralights:20210111205753p:plain

属性

f:id:auroralights:20210111205948p:plain※規定値はvbNormal。フォルダの存在確認をしたい場合は、vbDierctoryを指定する必要があります。

サンプルコード

以下のコードでは、ファイルとフォルダの存在確認をして、Dir関数の結果をMsgboxで表示しています。フォルダの存在確認の場合は、引数に「vbDirectory」を指定しています。

f:id:auroralights:20210112235931p:plain

f:id:auroralights:20210112235845p:plain

f:id:auroralights:20210112235856p:plain

 

サンプルコード2

以下のコードでは、ファイルの存在確認でファイルが存在する場合、Magboxを表示後、そのファイルを開く処理をしています。ファイルが存在しない場合は、Exit Subで処理を抜けます。

f:id:auroralights:20210113000224p:plain

f:id:auroralights:20210113000209p:plain

 

【Excel VBA エキスパート ベーシック】InputBox関数 (データを入力するダイアログボックスの表示) (VBA入門31)

 

InputBox関数とは

InputBox関数は、ダイアログボックスにメッセージとユーザが入力できるテキストボックスを表示する関数になります。ユーザが入力した文字列を返します。

 

構文
InputBox(メッセージ,タイトル,デフォルト文字列)
※xpos,yposという表示位置を指定する引数、ヘルプファイル、コンテキストを指定する引数もありますが、紹介を省きます。

f:id:auroralights:20210111142121p:plain

 

InputBox関数のサンプルコード

変数「i」にInputBoxでユーザが入力した値を代入して、Msgboxで変数「i」と文字列を結合してメッセージダイアログを表示するコードです。

f:id:auroralights:20210111142424p:plain

 

InputBox関数のサンプルコード2

変数「i」にInputBoxでユーザが入力した値を代入。IF文で「i」が初期値のままであれば、「初期値のままです」とメッセージを表示して処理を抜ける。初期値以外の値が代入されていれば、セル「A1」にその値を入力するコードです。

f:id:auroralights:20210111142723p:plain

 

 

 

 

【Linux】【入門】基本的なコマンドを使用してみよう ~ディレクトリを理解する~

 

この記事の目的

Linuxの基本的なコマンドの習得、ディレクトリの理解を目的とします。ぜひ一緒に操作してみてください。 

 

pwdコマンド

pwdコマンドはカレントディレクトリ(現在の場所)を表示するコマンドです。pwdはPrint Working Directoryの略です。

 

書式:pwd

 

f:id:auroralights:20210108020135p:plain

pwdコマンドを実行し、現在のディレクトリが「/home/aurora」であることが分かります。

f:id:auroralights:20210109215152p:plain

 

lsコマンド

lsコマンドは、ファイルやディレクトリを一覧表示するコマンドです。lsは「LiSt」を意味しています。

 

書式:ls [オプション] [パス]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111145315p:plain

ls、ls -a、ls -lを実行した結果が以下になります。

ls -aの結果の「.」で始まるファイルは隠しファイルになります。

f:id:auroralights:20210111145558p:plain

mkdirコマンド

mkdirコマンドはディレクトリを作成するコマンドです。mkdirは「MaKe DIRectories」を意味しています。

 

書式:mkdir [オプション] [作成するディレクトリ名]

主なオプション 

f:id:auroralights:20210111151423p:plain

オプション無しの「mkdir test」を実行し、「test」というディレクトリを作成。「ls」コマンドで「test」ディレクトリが作成されたことを確認。

f:id:auroralights:20210111152156p:plain

オプション[-m]とパーミッションを指定した「mkdir -m 777 test2」で「test3」を実行。

f:id:auroralights:20210111152319p:plain

オプション[-p]を指定し、親ディレクトリ「test3」、サブディレクトリ「test4」を作成。「cd test3」でディレクトリを移動し、「test3」配下に「test4」が作成されていることを確認。

f:id:auroralights:20210111152705p:plain

「cd ..」コマンドで1つ上のディレクトリに移動。(「test3」→「aurora」へ移動)

f:id:auroralights:20210111152901p:plain

「mkdir -v test5」コマンドで、ディレクトリの作成経過を表示して「test5」を作成。

f:id:auroralights:20210111153028p:plain

以下のようなディレクトリになっています。

f:id:auroralights:20210111153851p:plain

 

rmdirコマンド

rmdirコマンドは空のディレクトリを削除するコマンドです。ReMove empty Directoriesを意味します。

 

書式:rmdir [オプション] [ディレクトリ]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111154405p:plain

「rmdir test2」コマンドで「test2」ディレクトリを削除します。

f:id:auroralights:20210111154849p:plain


「rmdir test3」を実行しますが、「test3」の中には「test4」があるためエラーで削除ができません。

f:id:auroralights:20210111155137p:plain

「rmdir -p test3/test4」コマンドで親ディレクトリ「test3」とサブディレクトリ「test4」を同時に削除します。

f:id:auroralights:20210111155240p:plain

 

f:id:auroralights:20210111155555p:plain

rmコマンド

rmコマンドは、ファイルやディレクトリを削除するコマンドです。ReMoveを意味します。
※rmdirは空のディレクトリだけを削除するコマンド、rmはファイル、空かどうかを問わずディレクトリ・ファイルを削除するコマンドです。
※rmコマンドでディレクトリを削除する場合は「-r」オプションで削除します。

 

書式:rm [オプション] [ディレクトリ]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111162507p:plain

「mkdir -p test6/test7」で削除するディレクトリを作成する。

f:id:auroralights:20210111162758p:plain

「rm -r test6」で「test6」ディレクトリと配下の「test7」ディレクトリもまとめて削除します。

f:id:auroralights:20210111163020p:plain

 

 rm -rコマンドの注意

rm -rコマンドはディレクトリにサブディレクトリやファイルがある場合に、それらのデータも含めて削除をします。「-i」コマンドなどで確認メッセージを表示するなどして必要なファイルを誤って削除しないように注意しましょう。

 

cdコマンド

cdコマンドはカレントディレクトリを変更する、別のディレクトリに移動するコマンドです。Change Directoryを意味します。

 

書式:cd [オプション] [ディレクトリ(ショートカット)]

オプション

f:id:auroralights:20210111202348p:plain

ショートカット

f:id:auroralights:20210111202424p:plain

 

「pwd」コマンドで「/home/aurora」にいることを確認。「cd test3/test4」で「test4」に移動します。

f:id:auroralights:20210111202702p:plain

cdコマンドをディレクトリを指定せず実行するとホームディレクトリに移動します。

f:id:auroralights:20210111202806p:plain

以下では「~/」のショートカットを使ってホームディレクトリに移動しています。

f:id:auroralights:20210111202937p:plain

以下では「cd ..」で一つ上のディレクトリ(親ディレクトリ)の「home」へ移動しています。

f:id:auroralights:20210111203137p:plain

 

以上です。

 

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