2024年春期 応用情報技術者試験に合格しました。
本記事では、私の経験を基に応用情報技術者試験の難易度、勉強方法・試験対策、勉強時間などを紹介します。
<目次>
どんな人におすすめの資格?
応用情報技術者試験は、以下のような方におすすめの資格です。
- IT業界でキャリアアップをしたい方
- ITの新しいトレンドを幅広く学習したい方
- IT業界で転職する際にアピールしたい
- IPAの高度試験(ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャー試験 など)を目指している方
応用情報技術者を取得していると社内でアピールできます。
また、応用情報技術者で資格手当や一時報奨金が出る企業にお勤めの場合は、給与UPもしくは臨時収入を得ることができます。
※注意点
仕事をする上では、実務ができるかどうかが最重要です。
難しい資格を取得しても、実務能力が不足していると話になりません。
資格で学んだことを実務に活かす。実務で必要な知識も積極的に勉強して、パフォーマンスを向上させましょう。
試験概要(受験料、合格基準、試験時間、試験範囲 等)
試験の概要は以下の通りです。
- 試験名称:応用情報技術者試験
- 英語名称(略号):Applied Information Technology Engineer Examination (AP)
- 受験資格:特になし
- 資格更新:なし
- 受験料金:7,500円 (税込み)
- 合格基準:午前、午後
試験時間・出題数・出題形式
応用情報技術者試験の、午前・午後の試験時間、出題数、出題形式は以下の通りです。
午前試験は全問必須です。
午後試験は出題数11に対して5問を選択して回答します。
※1問(セキュリティ)は必須、セキュリティ以外の10問の中から4問を選択して回答します。
<午前試験>
試験時間 |
9:30~12:00(150分) |
出題形式 |
多肢選択式(四肢択一) |
出題数 |
80問 |
解答数 |
80問 |
<午後試験>
試験時間 |
13:00~15:30(150分) |
出題形式 |
記述式 |
出題数 |
出題数:11問 |
解答数 |
解答数:5問 |
難易度、合格率
難易度は難しいです。
IT系の資格には、さらに難しいスペシャリスト系の資格もありますが、応用情報技術者試験も難しい資格といえます。
合格率は、2010年~2017年で20%前後、2018年~2023年で23.7%程。
直近2年の2022年、2023年は合格率が25%程でしたので、若干合格率が上がっている傾向があるようです。
数年前までは、応用情報技術者試験なんて、自分が受験することはない難しい資格だろうと思っていました。
ただし、今回受験してみて、ある程度の実務経験や、基本情報技術者試験などのIT資格の取得をしていると、思ったよりは難しくないと感じました。
社会人だと、試験自体の難易度よりも、モチベーションの維持や、学習時間の確保が一番難しいかと思いました。
ネットワークはCCNA、マネジメントはProject+レベルだと感じました。
基本情報試験だけではなく、CCNAやProject+など他の資格を取得したうえで、応用情報技術者試験を受験するのも良いと思います。
勉強時間・期間
4カ月 (約160時間くらい)
基本情報技術者試験を受けて、その流れで応用情報技術者試験を受験したため、勉強時間はやや少なくすることができたと思います。
他のブログなどを確認すると、IT経験者の場合は200時間程、IT未経験者の場合は300時間~500時間程が応用情報技術者試験に合格するための勉強時間の目安のようです。
最後に応用情報技術者試験を受けた所感、困ったこと
試験時間について
午前試験は見直しも含めて、試験時間を目一杯使いました。
午後試験は時間が足りなかったです。1問30分×5問で試験時間2時間半。難しい問題があれば、他の問題に切り替えるプランでしたが、とてもそんな余裕はありませんでした。
合格はできましたが、午後試験の対策不足を感じました。
試験対策について
午前試験は、過去問をたくさんやっておけば、合格基準点以上は取得できると思います。
午後試験は、過去問や市販テキストでしっかりと対策する必要があります。
午前試験の学習の後に午後試験の学習をするのではなく、早めに午前試験と並行して午後試験の対策をした方がいいです。
合格するために大事なこと
モチベーションや、勉強時間の確保が社会人にとって、一番難しいのかな、と思いました。
4カ月~6カ月くらいの期間で、しっかり事前に計画を立てて、モチベーション、勉強時間を確保するのが良いと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。