オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

【Windows】イベントビューアーの開き方、イベントビューアーのログをエクスポートする方法

本記事では、イベントビューアーを開き方イベントビューアーログをエクスポートする方法を紹介します。


イベントビューアーを開く方法

「ファイル名を指定して実行」からイベントビューアーを開く方法

1. 「Windows」キーと「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」画面を表示させます。
2. 「eventvwr」と入力し、「OK」を選択します。

eventvwr
ファイル名を指定して実行 eventvwr

スタートメニューからイベントビューアーを開く方法

1. 「Windows」キーを押し、検索欄に「イベントビューアー」と入力します。
2. 表示された「イベントビューアー」を選択して開きます。

イベントビューアー

Windowsキー + X キーからイベントビューアーを開く方法

1. 「Windows」キーと「X」キーを同時に押します。
2. 「イベントビューアー」を選択します。

Windowsキー + Xキー

イベントビューアーのログをエクスポートする方法

1. イベントビューアーを開きます。

イベントビューアー

2. エクスポートしたいログを選択し、「すべてのイベントを名前をつけて保存」を選択します。
※画像ではWindowsログ>Applicationログを選択し、ログをエクスポートしています。

すべてのイベントを名前をつけて保存

3.「名前を付けて保存」画面で「ファイル名」、「ファイルの種類」を設定し、「保存」を選択します。

<参考 ファイルの種類>

ファイルの種類 拡張子 用途
イベントファイル .evtx イベントビューアーの画面で表示できます。
Xml .xml 他のシステムとの連携に使用できます。
テキスト .txt テキストエディタで開いて分析できます。
CSV .csv エクセルなどで開いて分析ができます。


4. イベントファイル形式(.evtx)を選択した場合は、「表示情報」画面が表示されるので任意で設定し、「OK」を選択します。
※ログを別コンピューターで正しく表示できるようにする際に必要になることがあるようです。

5. ログがエクスポートされました。

イベントログ (.evtx)


以上、お読みいただきありがとうございました。

【OracleDatabase】Windows11にOracle 21c XEをインストール、DBに接続する方法 (無料でOracleDBをインストール)

本記事ではWindows11OracleXE(Oracle Database 21c Express Edition)をインストール、セットアップする方法を紹介します。
OracleXEは無償で利用できます。

環境

  • Windows11 Pro 24H2
  • Oracle Database 21c Express Edition (Production Version 21.3.0.0.0)

Windows11OracleDB 21c XEをインストールします。

Windows11にOracleDB 21c XEをインストールする方法

1.以下リンクから「Oracle Database Express Editon」のサイトにアクセスします。
Oracle Database Express Edition | Oracle 日本

2.「Oracle Database XEをダウンロード」を選択します。

Oracle Database XEをダウンロード

3.「Oracle Database 21c Express Edition for Windows x64」を選択します。

Oracle Database 21c Express Edition for Windows x64

4.「OracleXEXXX_Win64.zip」を展開(解凍)し、「OracleXEXXX」の中に移動します。
※OracleXEXXXXXX部分はProduction Versionになっているようです。今回はProduction Version 21.3.0.0.0なので、213表示になっています。

OracleXE213_Win64.zip

5.「setup.exe」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
※ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」を選択します。

setup.exe

6.「次へ」を選択します。

Oracle Database 21c Express Edition InstallSheildウィザード

7.「使用許諾条項を受け入れる」を選択し、「次へ」を選択します。

Oracle Database 21c Express Edition 使用許諾条項

8.インストール用の宛先フォルダを設定し、「次へ」を選択します。
※デフォルトは「C:¥app¥{ユーザー名}¥product¥21c¥」です。
 今回、私は事前にDドライブにproductフォルダ、21cフォルダを作成し、宛先フォルダを変更しましたが、基本はデフォルトのままでいいと思います。
※宛先フォルダをデフォルトの「C:¥app¥{ユーザー名}¥product¥21c¥」にした場合のORACLE環境変数 ORACLE_HOME、ORACLE_BASEは、以下の通りです。
 ORACLE_HOME→C:¥app¥{ユーザー名}¥product¥21c¥dbhomeXE¥
 ORACLE_BASE→C:¥app¥{ユーザー名}¥product¥21c¥

宛先フォルダ

9.「データベース・パスワードの入力」「データベース・パスワードの確認」にパスワードを入力し、「次へ」を選択します。
※SYS、SYSTEM、PDBADMINのパスワードになります。必ずメモなどにひかえておきましょう。

Oracle Database情報 データベース・パスワード

10.サマリー画面の情報を確認し、「インストール」を選択します。

サマリー

11.インストールが完了するまで待ちます。

Oracle Database 21c Express Editionをインストール中

※インストール中に「OracleXEリスナーの構成がスキップされました」と表示がありましたが、「OracleXEリスナーを構成しています...」から「完了」となりました。

OracleXEリスナーの構成

12.インストール完了画面で「完了」を選択します。

Oracle Databaseが正常にインストールされました。

13.スタートメニューに「Oracle - OraDB21Home1」が表示されます。

Oracle - OraDB21Home1

OracleDB 21c XEをセットアップする方法

コマンドプロンプトを開きなおすと、再度CDB$ROOTからXEPDB1への接続先の変更が必要になります。
「OracleDB 21c XEをセットアップする方法」の内容については、同じコマンドプロンプトですべて実施することをおすすめします

1.SQL*PlusでOracle Database 21c Express EditionのPDBに接続する

1.コマンドプロンプトを「管理者として実行」から開きます。

2.以下コマンドを実行し、Oracle Database 21c Express Editionに接続します。

sqlplus / as sysdba

3.以下コマンドを実行し、現在の接続先を確認します。

show con_name

CDB$ROOT(コンテナデータベース)に接続されています。

show con_name

4.以下コマンドを実行し、PDB(プラガブルデータベース)の一覧を表示します。

show pdbs
show pdbs

5.以下SQLを実行し、PDBの「XEPDB1」に接続先を変更します。

alter session set container = XEPDB1;

6.以下コマンドを実行し、接続先が「XEPDB1」に変わっていることを確認します。

show con_name
show con_name

2.表領域、一時表領域の作成

1.以下SQLを実行し、表領域を作成します。
※赤文字部分は適宜変更してください。
デフォルトの場合は、「C:\app\※ユーザー名※\product\21c\oradata\XE\※任意指定※.dbf」になると思います。「C:\app\※ユーザー名※\product\21c\oradata\XE\」のパスが存在することを確認した上で、指定してください。

CREATE TABLESPACE AURORATEST
DATAFILE 'D:\product\21c\oradata\XE\auroratest.dbf' SIZE 100M
SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO;

2.以下SQLを実行し、一時表領域を作成します。
※赤文字部分は適宜変更してください。
デフォルトの場合は、「C:\app\※ユーザー名※\product\21c\oradata\XE\※任意指定※.dbf」になると思います。「C:\app\※ユーザー名※\product\21c\oradata\XE\」のパスが存在することを確認した上で、指定してください。

CREATE TEMPORARY TABLESPACE AURORATEMP
TEMPFILE 'D:\product\21c\oradata\XE\auroratemp.dbf' SIZE 100M
AUTOEXTEND ON;
表領域、一時表領域の作成

3.ユーザーの作成、権限付与、パスワード無期限の設定

1.以下SQLでユーザーを作成します。
※IDENTIFIED BY 部分がパスワードになります。
※default tablespaceに作成した表領域、temporary tablespaceに作成した一時表領域を指定しています。

CREATE USER aurora IDENTIFIED BY aurora default tablespace AURORATEST temporary tablespace AURORATEMP;

2.以下SQLで作成したユーザーに権限を付与します。

GRANT CONNECT, RESOURCE, DBA TO aurora; 
ユーザー作成、権限付与

3.以下SQLで作成したユーザーの表領域を確認します。

select username,default_tablespace,temporary_tablespace FROM DBA_USERS where username='AURORA';

4.作成したユーザーのプロファイルを確認します。

SELECT username,profile from dba_users where username = 'AURORA';

プロファイルはDEFAULTであることが分かります。

5.以下SQLでDEFAULTプロファイルのパスワード期限を確認します。

select * from dba_profiles
where resource_name = 'PASSWORD_LIFE_TIME'
and profile = 'DEFAULT';

パスワード期限が180日に設定されています。

6.DEFAULTプロファイルのパスワード期限を無期限に設定します。

ALTER PROFILE DEFAULT LIMIT password_life_time unlimited;

7.パスワード期限が無期限「UNLIMITED」になっていることを確認します。

select * from dba_profiles
where resource_name = 'PASSWORD_LIFE_TIME'
and profile = 'DEFAULT';

コマンドプロンプトは閉じて大丈夫です。

tnsname.ora ファイルの編集

1.tnsname.ora ファイルがあるフォルダまで移動します。
※デフォルトの設定の場合は、「C:¥app¥{ユーザー名}¥product¥21c¥dbhomeXE¥」(ORACLE_HOME)配下のnetwork¥admin¥にあると思います。
tnsname.ora ファイルの場所は、以下コマンドをPowerShellで実行することで確認できます。

tnsping a

2.tnsnames.oraをコピーして、バックアップとして残しておきます。

3.すでにあるXEの接続先情報をコピーし、ファイルの末尾に貼り付けます。XEの2カ所をXEPDB1に変更して、保存します。

tnsnames.ora

4.コマンドプロプロンプトを開き、作成したユーザーでデータベースに接続します。

sqlplus ユーザー/パスワード@XEPDB1


OracleXEにA5SQLで接続する

SQL*Plusよりも便利なA5SQLOracleXEに接続をします。

1.A5SQL-mk2を起動します。

2.「データベース」「データベースの追加と削除」を順番選択します。

3.「追加」を選択します。

4.「Oracle Database (OCI経由 or 直接接続)」を選択します。

5.接続文字列ユーザーIDパスワードを入力し、「パスワードを保存する」にチェック。「テスト接続」を選択し、接続に成功することを確認後、「OK」を2回選択します。
 ※接続文字列にはXEPDB1を指定します。ユーザーID、パスワードはSQLで作成したユーザー、パスワードを設定します。
 ※データベースの名前を設定する画面が表示されたら「XEPDB1」のまま変更しないでOKです。

6.「閉じる」を選択し、設定画面を閉じます。

7.「XEPDB1」をダブルクリックし、ユーザーID、パスワードを入力。「接続」を選択して、データベースに接続できることを確認します。
※「パスワードを保存する」にチェックは任意で設定してください。



以上、お読みいただきありがとうございました。

【OracleDatabase】強制的にOracleDatabaseソフトウェアを削除する方法 (不完全なアンインストールをしてしまった場合)

Oracle Database(オラクルデータベース)をアンインストールしたにもかかわらず、関連ファイルなどが残ってしまった場合に削除する方法を紹介します。
通常のアンインストールがうまくいかなかった場合に実施する内容となります。サービス、レジストリの削除は自己責任でお願いいたします。

内容については、以下の記事を参照させていただきました。
OracleDBを中途半端にアンインストールしてしまった場合の対処法 #Windows10 - Qiita

目的

  • 中途半端にアンインストールされたOracle DBを削除する
  • アンインストールが不完全なOracle DBを強制的に削除する
  • Oracle DBを削除して、再度Oracle DBをインストールする

Oracle DBをアンインストールした後に、再インストールしようとしたところ、以下のようなMsgが表示されて、再インストールができない状態でした。
アンインストールしたOracleDBのフォルダ、ファイル、レジストリなどが削除されずに残っていました。

このマシンにはすでにOracle Database Express Editonサービスが存在しています
このマシンにはすでにOracle Database Express EditionまたはOracle Database Freeサービスが存在しています。
Oracle DBが残ってしまっている

留意点

私はOracle VM VirtualBoxのファイルを削除してしまったみたいで、Virtual Boxを再インストールする必要がありました。
原因は「C:\Program Files\Oracle」内のVirtualBoxのフォルダ・ファイルを削除したことです。
「3.アンインストールされなかったフォルダ・ファイルを削除する」で、フォルダを削除する際は「C:\Program Files\Oracle」内のOracleDB関連のフォルダ・ファイルのみを削除するよう気を付けてください。

強制的にOracleDBを削除する方法

以下の3つの対応をすることで、再インストールが可能になりました。

1.Oracleから始まるサービスを削除する
2.レジストリから「HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ORACLE」を削除する
3.アンインストールされなかったフォルダ・ファイルを削除する

 ※C:\app (インストール時に指定したOracleベースのディレクトリ)
 ※C:\Program Files\Oracle(ソフトのインストール場所)

参考:インストール時に指定したOracleベースのディレクトリ

1.Oracleから始まるサービスを削除する

1.Windowsキー+Rキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」画面を表示させます。
2.「services.msc」を入力し、「OK」を選択します。

ファイル名を指定して実行 services.msc

3.Oracleから始まるサービスを確認、テキストエディタなどにひかえておきます。

サービス

参考:サービス名をダブルクリックすると「プロパティ」画面が開き、サービス名をコピーできます。また、実行ファイルのパスも念のため控えておくと良いと思います。
(「3.アンインストールされなかったフォルダ・ファイルを削除する」で削除するフォルダのヒントになります)

サービス名


4.コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。

5.[サービス名]の部分に、「3.」で確認したOracleから始まるサービス名を入れて、コマンドプロンプトで実行します。
※Oracle以外のサービスを削除しないように注意してください。

sc.exe delete [サービス名]

例)sc.exe delete OracleJobSchedulerFREE

sc.exe delete サービス名

6.サービスを閉じて、再度、サービス画面を表示し、Oracleから始まるサービスが削除されていることを確認します。

2.レジストリから「HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ORACLE」を削除する

1.Windowsキー+Rキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」画面を表示させます。
2.「regedit」を入力し、「OK」を選択します。

regedit

3.「HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ORACLE」を選択します。

レジストリ エディター Oracle

4.「Oracle」を選択した状態で、右クリックして「削除」を選択します。

5.「キーの削除の確認」画面で「はい」を選択します。

3.アンインストールされなかったフォルダ・ファイルを削除する

Oracleベースのディレクトリ、Oracleのインストール場所を削除します。
Oracleベースはインストール時に何も変更しなければ、C:\appがデフォルトになっており、C:\app配下にOracle関連のフォルダがあると思います。

<参考>
 ・C:\app (インストール時に指定したOracleベースのディレクトリ)
 ・C:\Program Files\Oracle(ソフトのインストール場所)

私の場合は、OracleベースをDドライブ配下のフォルダを指定したので、そのフォルダとインストール場所の「C:\Program Files\Oracle」を削除しました。
※VirtualBoxなど他のOracleサービスを使用されている場合は、「C:\Program Files\Oracle」内のOracleDB関連のフォルダのみ削除してください。

Oracleベース、ソフトウェアのインストール場所の削除

もしかすると、人によっては関連フォルダ、ファイルが別の場所にあるかもしれませんが、私の場合は上記対応で削除が完了し、OracleDBを再インストールすることができるようになりました。

以上、お読みいただきありがとうございました。