コレクションとは
オブジェクトの集合体のことです。
例えば、Workbook(ワークブック)オブジェクトが集まったものがWorkbooksコレクション、Worksheet(ワークシート)オブジェクトが集まったものがWorksheetsコレクションです。
オブジェクトの名称は単数形、コレクションの名称は最後に「s」が付く複数形になっています。
VBAでオブジェクトを指定するときは、単にオブジェクトを指定するのではなく、○○コレクションに属する◎◎という風に指定します。
例:Workbooks("Book1.xlsx")⇒「ワークブックコレクション」に属する「Book1.xlsx」という名前のワークブックオブジェクト
VBAでオブジェクトを指定する場合は、『コレクション』を使う。
セルのコレクション(Cells)
セルを操作対象として指定する場合は、Range、Cellsを使います。
RangeはRange("A1")やRange("A1:C5")などのように、「"(ダブルクォーテーション)」を使って、文字列形式でセルアドレスを指定します。
Rangeはオブジェクトです。
Cellsはセルのコレクションになります。
Cells(行,列)でセルを指定します。Cells(1,1)がA1セルになります。
セルを表すオブジェクトRangeの集合体がワークシートの全セルを表すCellsコレクション。