オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

【Linux】【入門】基本的なコマンドを使用してみよう ~ディレクトリを理解する~

 

この記事の目的

Linuxの基本的なコマンドの習得、ディレクトリの理解を目的とします。ぜひ一緒に操作してみてください。 

 

pwdコマンド

pwdコマンドはカレントディレクトリ(現在の場所)を表示するコマンドです。pwdはPrint Working Directoryの略です。

 

書式:pwd

 

f:id:auroralights:20210108020135p:plain

pwdコマンドを実行し、現在のディレクトリが「/home/aurora」であることが分かります。

f:id:auroralights:20210109215152p:plain

 

lsコマンド

lsコマンドは、ファイルやディレクトリを一覧表示するコマンドです。lsは「LiSt」を意味しています。

 

書式:ls [オプション] [パス]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111145315p:plain

ls、ls -a、ls -lを実行した結果が以下になります。

ls -aの結果の「.」で始まるファイルは隠しファイルになります。

f:id:auroralights:20210111145558p:plain

mkdirコマンド

mkdirコマンドはディレクトリを作成するコマンドです。mkdirは「MaKe DIRectories」を意味しています。

 

書式:mkdir [オプション] [作成するディレクトリ名]

主なオプション 

f:id:auroralights:20210111151423p:plain

オプション無しの「mkdir test」を実行し、「test」というディレクトリを作成。「ls」コマンドで「test」ディレクトリが作成されたことを確認。

f:id:auroralights:20210111152156p:plain

オプション[-m]とパーミッションを指定した「mkdir -m 777 test2」で「test3」を実行。

f:id:auroralights:20210111152319p:plain

オプション[-p]を指定し、親ディレクトリ「test3」、サブディレクトリ「test4」を作成。「cd test3」でディレクトリを移動し、「test3」配下に「test4」が作成されていることを確認。

f:id:auroralights:20210111152705p:plain

「cd ..」コマンドで1つ上のディレクトリに移動。(「test3」→「aurora」へ移動)

f:id:auroralights:20210111152901p:plain

「mkdir -v test5」コマンドで、ディレクトリの作成経過を表示して「test5」を作成。

f:id:auroralights:20210111153028p:plain

以下のようなディレクトリになっています。

f:id:auroralights:20210111153851p:plain

 

rmdirコマンド

rmdirコマンドは空のディレクトリを削除するコマンドです。ReMove empty Directoriesを意味します。

 

書式:rmdir [オプション] [ディレクトリ]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111154405p:plain

「rmdir test2」コマンドで「test2」ディレクトリを削除します。

f:id:auroralights:20210111154849p:plain


「rmdir test3」を実行しますが、「test3」の中には「test4」があるためエラーで削除ができません。

f:id:auroralights:20210111155137p:plain

「rmdir -p test3/test4」コマンドで親ディレクトリ「test3」とサブディレクトリ「test4」を同時に削除します。

f:id:auroralights:20210111155240p:plain

 

f:id:auroralights:20210111155555p:plain

rmコマンド

rmコマンドは、ファイルやディレクトリを削除するコマンドです。ReMoveを意味します。
※rmdirは空のディレクトリだけを削除するコマンド、rmはファイル、空かどうかを問わずディレクトリ・ファイルを削除するコマンドです。
※rmコマンドでディレクトリを削除する場合は「-r」オプションで削除します。

 

書式:rm [オプション] [ディレクトリ]

主なオプション

f:id:auroralights:20210111162507p:plain

「mkdir -p test6/test7」で削除するディレクトリを作成する。

f:id:auroralights:20210111162758p:plain

「rm -r test6」で「test6」ディレクトリと配下の「test7」ディレクトリもまとめて削除します。

f:id:auroralights:20210111163020p:plain

 

 rm -rコマンドの注意

rm -rコマンドはディレクトリにサブディレクトリやファイルがある場合に、それらのデータも含めて削除をします。「-i」コマンドなどで確認メッセージを表示するなどして必要なファイルを誤って削除しないように注意しましょう。

 

cdコマンド

cdコマンドはカレントディレクトリを変更する、別のディレクトリに移動するコマンドです。Change Directoryを意味します。

 

書式:cd [オプション] [ディレクトリ(ショートカット)]

オプション

f:id:auroralights:20210111202348p:plain

ショートカット

f:id:auroralights:20210111202424p:plain

 

「pwd」コマンドで「/home/aurora」にいることを確認。「cd test3/test4」で「test4」に移動します。

f:id:auroralights:20210111202702p:plain

cdコマンドをディレクトリを指定せず実行するとホームディレクトリに移動します。

f:id:auroralights:20210111202806p:plain

以下では「~/」のショートカットを使ってホームディレクトリに移動しています。

f:id:auroralights:20210111202937p:plain

以下では「cd ..」で一つ上のディレクトリ(親ディレクトリ)の「home」へ移動しています。

f:id:auroralights:20210111203137p:plain

 

以上です。

 

auroralights.jp

【Excel VBA エキスパート ベーシック】Msgbox関数 (メッセージダイアログボックスの表示) (VBA入門30)

 

Msgbox関数とは

以下のようなメッセージを表示するダイアログボックスを表示します。

<Msgbox例>

f:id:auroralights:20210111003337p:plain f:id:auroralights:20210111010031p:plain

 

構文
Msgbox 文字列,ボタン・アイコン,タイトル
 →戻り値を取得しない場合は引数を()で囲いません。
Msgbox(文字列,ボタン・アイコン,タイトル)
 →戻り値を取得する場合は引数を()で囲みます。
※引数を()で囲むかどうかは、Msgbox関数の戻り値を利用するかどうかで決まります。戻り値を利用しない場合は()は不要。戻り値を利用する場合は()が必要です。
※ヘルプファイル、コンテキストを指定するMsgbox(文字列,ボタンとアイコン,タイトル,ヘルプファイル,コンテキスト)という書き方もありますが、本記事では省略します。

 

引数

f:id:auroralights:20210111004331p:plain

引数の「ボタン・アイコン」の詳細

f:id:auroralights:20210111010126p:plain

ボタンのサンプル

f:id:auroralights:20210111012926p:plain

アイコンのサンプル

f:id:auroralights:20210111013130p:plain

標準ボタンのサンプル

f:id:auroralights:20210111013337p:plain

Msgbox関数の戻り値

ユーザがどのボタンをクリックしたのかにより、以下の定数を返します。戻り値を受け取る変数はLong型・Integer型で宣言します。

f:id:auroralights:20210111010726p:plain

 

サンプルコード1:戻り値を使わない場合

「Msgbox "おはようございます"」、「Msgbox ("おはようございます")」は同じメッセージを表示します。

「Msgbox "おはようございます",0,"挨拶"」は「挨拶」というタイトルをつけています。

「MsgBox "確定しますか", vbYesNoCancel + vbQuestion + vbDefaultButton3, "確認画面"」は「確定しますか」というメッセージ。ボタンを「vbYesNoCancel」で「はい」「いいえ」「キャンセル」を表示。「vbQuestion」で問合せアイコンを表示。「vbDefaultButton3」でデフォルトを3つ目のボタン「キャンセル」にしています。

コメントアウトしている「MsgBox ("確定しますか", vbYesNoCancel + vbQuestion + vbDefaultButton3, "確認画面")」はエラーになります。複数の引数を指定かつ戻り値を利用しない場合は()を使うとエラーになるので注意しましょう。

f:id:auroralights:20210111011542p:plain

サンプルコード2:戻り値を使う場合

Long型の変数iにMsgboxでどのボタンを押したか表す戻り値を格納し、その戻り値によってSelect Case文で該当するメッセージを表示します。

f:id:auroralights:20210111014135p:plain

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【統計・データ分析】【基本】箱ひげ図の作成方法・使い方

 

箱ひげ図を作成する際は、四分位数を使います。四分位数については、以下の記事をご参照ください。

 

箱ひげ図とは

箱ひげ図とは、データのばらつきを可視化するための統計図です。データ群ごとに箱ひげ図を作成し、比較することで、データのばらつきを調べることもできます。

 

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箱ひげ図をExcelで作成する方法(Excel2016)

以下のデータで箱ひげ図を作成してみましょう。

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1.データ部分を選択した状態で「挿入」タブ>「統計グラフの挿入」>「箱ひげ図」を選択します。
※A列の日付情報は選択しません。

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以下のような箱ひげ図が作成されます。

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2.体裁を整える

タイトルを入力し、グラフ下部の「1」を削除します。

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「グラフのデザイン」タブ>「グラフ要素を追加」>「凡例」で凡例を追加します。

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以下のような箱ひげ図が完成します。
※体裁などは好みで他にも変更してみてください。

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データの分布を比較することができます。

 

補足情報

以下のようにデータを整形して、箱ひげ図を作成するとA稲荷、B大社、C神社とグラフの下に横軸が表示されます。元のデータを整形して、箱ひげ図を作成するのもいいかもしれません。

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