オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

【資格】ORACLE MASTER Bronze DBA 2019(1Z0-085-JPN) に合格。学習期間、学習方法、難易度など

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019(1Z0-085-JPN)に合格しました。
ORACLE MASTER Bronze DBA 2019(1Z0-085-JPN)の学習期間、学習方法、難易度などを紹介します。

ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019の資格概要

ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019は、Oracle Databaseに関する基礎的な知識を証明する資格となります。

ORACLE社のサイトでは、ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019について以下のように紹介されています。

Oracle Database のアーキテクチャや Oracle Database の構成に関する重要な用語を理解し、またデータベースの日常的な運用管理についての基本を理解していることを証明します。ITエンジニアとして必要な Oracle Database に関する基礎知識があることを証明します。

試験番号、受験料、試験時間、出題形式、出題数、合格ライン

2021年11月14日時点の情報になります。

試験番号 受験料(税込) 試験時間 出題形式 出題数 合格ライン
1Z0-085-JPN 32,340円 120分 選択問題 70問 65%以上


試験料など変更になることもあります。最新情報は以下Oracle Universityから確認できます。
Oracle University
https://education.oracle.com/ja/


学習期間

学習期間:8月上旬~11月上旬 約4カ月
試験:11月上旬

Oracle Databaseの初級の資格に4カ月ほど費やしました。時間をかけすぎてしまいましたね。
学習期間の感覚値としては、IT経験者で1~2カ月、IT未経験者で2~3カ月を目安に学習するといいかと思いました。

私が試験までに時間を要した理由は以下の通りです。

  • ORACLE MASTER Bronze 12c SQL基礎が手ごわかったので、DBAの試験に慎重になりすぎた
  • 試験料が高いので、確実に合格するために試験を先延ばしにした
  • 資格試験で活用している「Ping-t」に、旧バージョンの問題しかなく、ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019の問題がなかったこと
  • 比較的最近に形態が変わった試験で、情報が少なく、参考書だけの学習で足りるのかどうかがわからず、不安であった
  • 実際にOracle LinuxにOracle19cの環境を構築して知識を身につけたかった(参考書の丸暗記だけではなく、実際に環境を構築するなどして、活かせる知識にしたかった)
  • 仕事が忙しく、試験の日程調整や学習時間の確保ができなかった

学習方法

合格するための学習方法ですが、実際に受験してみて『翔泳社 オラクルマスター教科書 Bronze DBA Database Fundamentals』だけの学習で十分だと感じました。
『翔泳社 オラクルマスター教科書 Bronze DBA Database Fundamentals』の内容を理解して、章末問題、模擬試験問題を90%以上正解できる状態なら合格できると思います。

ただし、受験前って不安があると思いますので、私がした学習方法を以下に記載します。

  • 『翔泳社 オラクルマスター教科書 Bronze DBA Database Fundamentals』を6周~7周しました。

  • 12cの試験対策ではありますが、日本オラクル株式会社マーケティング本部のYoutubeチャンネルで以下の動画を2回視聴しました。

www.youtube.com

  • Virtual BoxのOracleLinuxにOracle19cの環境を構築。OUIやDBCAなどを実際に試してみました。

難易度

試験を受けてみて、『かなり易しい』と感じました。(事前にかなり学習したこともありますが)
学習方法の部分でも触れましたが、『翔泳社 オラクルマスター教科書 Bronze DBA Database Fundamentals』をしっかりやっておけば、合格ラインの65%以上は達成できると思います。


試験結果

正答率:90%で合格。
試験時間は120分です。私は最初の30分で全問解き終わり、その後30分で全問の見直しをました。計60分で試験を終わりました。

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感想

資格取得に関する考え

資格試験に合格することも重要ですが、学習した内容を自分の知識として今後の業務に活用できることも目的としています。
学習期間がかなり長くなりましたが、仕事との兼ね合いや、Oracle19cの環境構築などいろいろ試すことができたので、知識はある程度定着できたかなと思います。

試験に合格することだけを目的とするのなら、1カ月で丸暗記でも合格できるかなと思います。

Oracle Databaseに関する知識

運用業務で毎日Oracle Databaseを使っていますが、すでに構築されたデータベースに対して作業をしているので、OUIでのソフトウェアのインストール、DBCAでのデータベースの作成など、知識が深まりました。


お読みいただきありがとうございました。


ORACLE MASTER Bronze DBA 2019(1Z0-085-JPN)の学習には、この参考書

【Windows10】コントロールパネルを表示させるショートカット

『通勤のすきま時間で学ぶ仕事術』を紹介するシリーズです。
今回はWindows10で簡単にコントロールパネルを表示させることができるショートカットを紹介します。

コントロールパネルを表示させるショートカット

以下画像の通り、「Windows」キー、「C」キー、「P」キー、「Enter」キーを順番に押していくことで、コントロールパネルを表示できます。
※同時押しではなく、各キーを順番に押してください。
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■覚え方
Control Panel(コントロールパネル)の単語の頭の「C」キー「P」キーと考えると覚えやすいと思います。

【コントロールパネル】
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コントロールパネルを「ファイル名を指定して実行」から呼び出す方法

上記のショートカットでコントロールパネルを表示できない場合は、「ファイル名を指定して実行」から呼び出す方法も便利です。

まず、「Windows」キー「R」キー同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。
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次に「control」と入力し、「Enter」キーを押すか、もしくは「OK」を選択します。
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ネットワークの設定、デバイスの追加、プログラムのアンインストールなど様々なときにコントロールパネルは使いますので
ショートカットをぜひ活用してみてください。

以上、お読みいただきありがとうございました。

【Oracle DB】試験対策 Oracleの用語集 (ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019)

ORACLE DATABASE DBA Bronze 2019の試験対策として
用語をまとめてみました。
自分用の側面が強く、追記予定です。


目次

Oracle Database 管理ツール

名称 略称 説明
Oracle Universal Installer OUI Oracleソフトウェアのインストール、アンインストールを行う
インストールされているOracle製品の一覧表示
インストール前の前提条件のチェック
runInstallerで起動
Oracle Database Configuration Assistant DBCA データベースの作成、削除およびテンプレートの管理を行う
dbcaコマンドで起動
Database Upgrade Assistant DBUA 新しいリリースへのアップグレードを行う
Oracle Net Manager NETMGR Oracleをネットワーク環境で使用するための設定を行う
Oracle Netの構成・管理ができる
Oracle Net Configuration Assistant NetCA Oracleをネットワーク環境で使用するための設定を行う
Oracle Netの構成・管理ができる
Oracle Secure Backup テーブルバックアップ管理を提供するツール
Recovery Manager RMAN データベースのバックアップ、障害発生時のメディアリカバリを行う。
Oracleソフトウェアに含まれている。
lsnrctl
(リスナー制御ユーティリティ)
ターミナル、コマンドプロンプトで使用するコマンドラインベースのツール。
リスナーの起動・停止、稼働状態、リスナーが認識しているデータベースサービスの確認ができる。


■Oracleソフトウェアのインストール、データベースの作成
OUI(Oracle Universal Installer)では、最初の「構成オプションの選択」画面で、「ソフトウェアのみの設定」(Oracleのインストールだけを行う)、「単一インスタンス・データベースを作成および構成します」(インストールと同時にデータベースの作成を行うか)のどちらかを選択できます。
「ソフトウェアのみの設定」を選択した場合は、ソフトウェアのインストール後に、DBCA(Database Configuration Assistant)でデータベースを作成することができます。


■クライアント/サーバ型
クライアントコンピュータがネットワークを介してデータベースサーバに接続するためには、クライアントコンピュータとデータベースサーバの両方でOracle Netの構成が必要です。(クライアント/サーバ型)
クライアント/サーバ型では、クライアントコンピュータにOracleクライアントのインストールが必要です。


■Webアプリケーション型
クライアントコンピュータがWebアプリケーションサーバのWebアプリケーションからデータベースサーバに接続するには、Webアプリケーションサーバとデータベースサーバの両方でOracle Netの構成が必要です。(Webアプリケーション型)
Webアプリケーション型では、アプリケーションサーバにOracleクライアントのインストールが必要です。ユーザが使うクライアントコンピュータがOracleにおけるクライアントにならないことに注意です。

Oracle Database 管理ツール WebブラウザからGUI操作で管理

名称 略称 説明
Oracle Enterprise Manager Database Express EM Express WebブラウザからGUI操作でOracleデータベースの管理を行える

複数のOracleデータベースを統合的に管理はできない
Oracleデータベース・インスタンスの起動・停止、バックアップ・リカバリ
スキーマ(表/索引など)の管理、ジョブの管理・実行などはできない
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Cloud Control WebブラウザからGUI操作でOracleデータベースの管理を行える

管理対象のサーバにはOracle Management Agent(管理エージェント)という
プログラムを配置する必要がある。
EM Expressでできないデータベース・インスタンスの起動停止など、ほぼすべての
Oracle Databaseの管理作業ができる。
※Oracle Netの構成、Listnerの起動等もできる。


■Croud ControlとEM Expressの違い
Cloud Control(Oracle Enterprise Manager Cloud Control)は、Oracle Enterprise Manager Database Express(EM Express)からでは実行できない、インスタンス(データベース)の起動/停止、スキーマ(表/索引など)の管理、ジョブの管理および実行、バックアップ/リカバリなど、原則的にほぼすべてのOracle データベースの管理作業の実行が可能です。
EM Expressは実行できるOracle Databaseの管理作業に制限があります。


その他管理ツール

名称 説明
SQL*Loader CSVファイルのようなOS上のファイルに記載されたデータをOracle Databaseにロードするツール。
データをろーづするには、ロード対象となるファイルと、ロードするために必要な情報を記載した制御ファイルが必要。
Oracleソフトウェアに含まれている。
Data Pump Oracle Database間でデータを移動するツール。
expdpコマンドでデータをエクスポート、impdpコマンドでデータをインポートする。
異なるOSで動作するDB間、異なるリリース(バージョン)のDB間でデータの移動が可能。
表単位、スキーマ単位、表領域単位をエクスポート・インポートできる。
データベース全体を全体エクスポートモードでエクスポートできる。
Oracleソフトウェアに含まれている
SQL*Plus ターミナルやコマンドプロンプト上で使用するコマンドラインベースのデータベース管理ツール。
直接コマンドを入力する対話モード、コマンドをファイルに記載しておきまとめて実行するバッチモードがある。
Oracleソフトウェアに含まれている。


RAC関連の用語

名称 略称 説明
Oracle Real Application Clusters RAC Oracle Real Application Clusters(RAC)は、複数インスタンスで1つのデータベースを管理する仕組みです。
RACは、複数のデータベースサーバそれぞれにインスタンスを起動し、すべてのデータベースファイルを共有ストレージ上に配置します。すべてのデータベースサーバのインスタンスがこの共有ストレージ上の1つのデータベースにアクセスします。

スケールアウト データベースを停止することなくデータベースサーバを追加し、性能を向上できる。
キャッシュフュージョン データベースバッファキャッシュにキャッシュされたブロックをデータベースサーバ間で共有し、高い性能を実現できる。
Oracle Clusterware Oracle Clusterwareとは、RAC(Oracle Real Application Clusters)の複数のデータベースサーバを連続して動作するために必要なソフトウェア。

Oracle Clusterwareは、Oracle Databaseには含まれておらず、別製品のOracle Grid Infrastructureに含まれている。
フェイルオーバー 障害発生時に待機システムに切り替えることです。
Oracle Automatic Storage Management ASM ASM(Oracle Automatic Storage Management)は、RAC使用時のクラスタファイルシステムとして利用されます。

ASMには、クラスタファイルシステム機能以外の特徴
・複数のストレージを統合し、ストレージ管理を簡素化できる
・ストライピング
・ミラーリング
Oracle Data Guard 比較的規模の大きい災害を想定した機能。
通常使用のデータベースをプライマリデータベース、遠隔地に予備用のスタンバイデータベースを作成し、プライマリデータベースを使用できない災害が発生した際に、スタンバイデータベースを使用する。


Oracleのメモリーサイズの自動調整機能



名称 略称 説明
Automatic Memory Management
(自動メモリー管理)
AMM SGAとインスタンスPGAのサイズを自動調整する機能。
※REDOログバッファは調整の対象外

自動メモリー管理(AMM)の無効化は、『MEMORY_TARGET』に何も値を設定しないか、0を設定する。
Automatic Shared MemoryManagement
(自動共有メモリー管理)
ASMM REDOログバッファ以外のSGAの各コンポーネント(共有プール、データベースバッファキャッシュなど)に割り当てるメモリーサイズを自動調整します。
自動共有メモリー管理(ASMM)では、SGA全体のメモリーサイズは『SGA_TARGET』初期化パラメータの設定値固定となります。

自動共有メモリー管理(ASMM)の無効化は、自動メモリー管理を無効化した上で、SGA_TARGETに何も値を設定しないか、0を設定する。(この状態を手動共有メモリー管理と呼ぶこともある)
自動PGAメモリー管理 インスタンスPGAがPGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値を超えないよう、各プロセスのPGAを自動調整する機能。
自動PGAメモリー管理は、PGA全体の合計サイズがPGA_AGGREGATE_TARGETの値を超えないように、各プロセスのサイズが自動調整される。


Oracle Databaseの自己監視・診断機能




名称 略称 説明
Automatic Workload Repository
(自動ワークロードリポジトリ)
AWR AWR(自動ワークロードリポジトリ)は、Oracle Databaseの問題検出、自己チューニングを目的として、統計情報とワークロード(負荷処理)情報を自動的に収集・管理する機能。
AWRスナップショット AWRスナップショットは、AWR(自動ワークロードリポジトリ)で収集したある時点の統計情報とワークロード情報のことです。
AWRスナップショットは、ADDM(自動データベース診断モニター)やアドバイザなどの機能によってデータベースの稼働状況を分析し、改善策を提示するための基礎データとなります。
Automatic Database Diagnostic Monitor
(自動データベース診断モニター)
ADDM ADDM(自動データベース診断モニター)は、Oracle Databaseに搭載された自己診断エンジンです。
ADDMを使用すると、Oracle Databaseによってデータベース自身のパフォーマンスが診断されて問題解決法を数値化した効果とともに管理者に推奨します。



ORACLE MASTER Bronze DBA 2019(1Z0-085-JPN)試験に、『翔泳社 オラクルマスター教科書 Bronze DBA Database Fundamentals』は必須です。

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