目次
Excel VBAの資格である『Excel VBA エキスパート ベーシック』について、私が受験した2021年2月時点の内容を記事として紹介します。
今後、試験概要などが変更になることもありますので、受験を考えている方は以下の公式サイトもあわせて参照ください。
Excel VBA ベーシック|VBAエキスパート公式サイト
VBA エキスパート ベーシックの試験概要
試験の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
問題数 | 40問前後 | 私が受験した際は45問ほどでした。 |
出題形式 | 選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式、穴埋め記述形式 | 選択形式の問題だけだと思っていましたが、穴埋め問題も出題されたので驚きました。 2019年5月の試験の改訂から穴埋め問題やドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式の問題も出題されるようになったみたいです。 |
試験方法 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 | |
試験時間 | 50分 | 問題を2周して、気になる問題をさらに見直して10~15分ほど時間を残して終了しました。 |
合格基準 | 650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します。 | |
受験料 (一般) | 13,200円(税込) | |
受験料 (割引受験制度適用) | 11,880円(税込) ※VBAエキスパート割引受験制度について MOSなどの対象資格を取得していれば、割引価格で受験できます。 | 私はMOSのExcel、PowerPointを 保有している為、割引価格で受験しました。 |
VBA エキスパート ベーシックの試験範囲
大分類 | 小分類 |
---|---|
1.マクロとVBAの概念 | 1. マクロとVBA |
2. Visual Basic Editor | |
3. ブックとマクロの関係 | |
4. セキュリティレベル | |
2.マクロ記録 | 1. マクロ記録とは |
2. [マクロの記録]ダイアログボックス | |
3. 個人用マクロブック | |
4. マクロ記録の活用方法 | |
3.モジュールとプロシージャ | 1. モジュールとは |
2. プロシージャとは | |
3. コメントとは | |
4.VBAの構文 | 1. オブジェクト式 |
2. ステートメント | |
3. 関数 | |
4. 演算子 | |
5.変数と定数 | 1. 変数とは |
2. 変数の名前と宣言 | |
3. 変数の代入と取得 | |
4. 変数の適用範囲 | |
5. 定数とは | |
6.セルの操作 | 1. セルおよびセル範囲を指定する |
2. セルの値と表示形式 | |
3. Offsetプロパティ | |
4. Resizeプロパティ | |
5. Copyメソッド | |
6. 最終セルを特定する | |
7.ステートメント | 1. If...Then...Elseステートメント |
2. For...Nextステートメント | |
3. Withステートメント | |
8.関数 | 1. 日付や時刻を操作する関数 |
2. 文字列を操作する関数 | |
3. 数値を操作する関数 | |
4. ダイアログボックスを表示する関数 | |
5. その他の関数 | |
9.ブックとシートの操作 | 1. ブックを保存する |
2. ブックを開く、閉じる | |
3. 複数ブックを操作する | |
4. シートを挿入する、削除する | |
5. シートをコピーする、移動する | |
6. その他のシート操作 | |
10.マクロの実行 | 1. Visual Basic Editorから実行する |
2. [マクロ]ダイアログボックス | |
3. シート上にボタンを配置する |
VBA エキスパート ベーシックの試験結果
1000点満点、最低合格点700点の試験でしたが925点で合格しました。
セクション別の正解率は以下の通りでした。
セクション | 正解率 | |
---|---|---|
1 | マクロとVBAの概念 | 100% |
2 | マクロ記録 | 100% |
3 | モジュールとプロシージャ | 100% |
4 | VBA構文 | 100% |
5 | 変数と定数 | 100% |
6 | セルの操作 | 100% |
7 | ステートメント | 75% |
8 | 関数 | 100% |
9 | ブックとシートの操作 | 100% |
10 | マクロの実行 | 50% |
VBA エキスパート ベーシックの勉強方法
随分前に購入していた以下のExcel VBA ベーシックの公式テキストで勉強をしました。
(2019年5月以前の旧試験の公式テキスト)
ただし、上記の問題集は2019年5月以前の旧試験範囲のテキストとなるので
今後受験される方は、現在の試験範囲に対応したExcel VBA ベーシックの公式テキストで勉強することをお勧めします。
(2021年時点の試験範囲に対応した公式テキスト)
勉強方法としては、公式テキストのコードを自分でも実際に記述して動かしてみました。
そして、自分なりに公式テキストのコードを変更したり、組み合わせてみて、VBAを動かして知識を深めました。
試験前には公式テキストに付属している模擬試験を数回して、不足している部分の復習および、「Excel VBA ベーシック」などで検索して、
無料でできる演習問題をネットで探して、問題を解きました。
資格取得というよりは、基礎固めのために受験したため、ゆっくり2~3か月時間をかけて学習をしました。
出来る限りブログにアウトプットしていたので、時間をかけて学習をしました。
1~2カ月くらいで取得できる資格だと思います。
あまり評価される資格ではありませんが、Excelを利用している職場は非常に多いですし、Excelの業務をVBAで効率化できるスキルは非常に役立ちます。
VBAの基礎固めに取得しておいても悪くない資格だと思います。