Rangeオブジェクトについて
Rangeオブジェクトはセルやセル範囲のことです。
Rangeオブジェクトは、それ自体が「全セルの集合体」でコレクションはありません。
※コレクションとは
WorksheetsコレクションやWorkbooksコレクションなどのこと
セルを指定するする方法は、RangeプロパティもしくはCellsプロパティを使う方法があります。
以下でRangeプロパティ、Cellsプロパティの使い方を見ていきましょう。
Rangeプロパティについて
Rangeプロパティは「引数で指定したセル」を参照するRangeオブジェクトを取得します。
Rangeプロパティの書き方
Range(セル,[セル])
例:Range("A1")、Range("A1:B3")
Rangeはセル・セル範囲を「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで、文字列として指定します。
以下がRangeプロパティでのセルを指定するコードサンプルになります。
いずれの指定も「()」内のアドレスを「"(ダブルクォーテーション)」で囲って指定しています。
サンプルコードの結果
Cellsプロパティ
Cellsプロパティは引数で指定した行番号、列番号を参照するRangeオブジェクトを取得します。
行番号、列番号で指定するため、単一のセルの指定となります。(RangeとCellsを組み合わせてセル範囲を指定する方法は後述します)
Cellsプロパティの書き方
Cells(行番号,列番号)
例:Cells(1,1)
以下がCellsプロパティのサンプルコードになります。
サンプルコードの結果
Rangeプロパティ・Cellsプロパティの組み合わせ
以下のようにRangeプロパティとCellsプロパティを組み合わせてセル範囲の指定ができます。
Range・Cellsの組み合わせ
Range(Cells(行,列),Cells(行,列))
サンプルコード
サンプルコードの結果