Clearメソッド
セルに設定されている全てのデータ(数式や書式、値)を消去します。
以下のサンプルコードでは、セルに設定されている値や書式をすべて消去します。
サンプルコードの解説
- Dim tmp As Range Range型変数tmpを宣言
- Set tmp = Range("A1").CurrentRegion 変数tmpにセルA1を含む空白行、列に囲まれたデータが入ったセル範囲を代入
- tmp.clear 変数tmpに代入したセル範囲のデータを全て消去
ClearContentsメソッド
セルに設定されている値、数式を消去します。
ClearContentsメソッドは、書式を消去しません。書式を消去する場合はClearメソッドを使います。
以下のサンプルコードでは、セルの値を消去しています。
サンプルコードの解説
- Dim tmp As Range Range型変数tmpを宣言
- Set tmp = Worksheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion 変数tmpにSheet1のセルA1を含む空白行、列に囲まれたデータが入ったセル範囲を代入
※レンジオブジェクトの上位オブジェクトWorksheetオブジェクトを指定してみました。上位オブジェクトを省略した場合、省略しない場合も復習しましょう。 - tmp.ClearContents 変数tmpに代入したセル範囲の値を全て消去 ※書式は残ります
ClearFormatsメソッド
セルに設定されている書式を消去します。
セルの値を残したまま、書式だけを消去したい場合に使います。
以下のセルのサンプルコードでは書式のみ消去しています。
サンプルコードの解説
- Dim tmp As Range Range型変数tmpを宣言
- Set tmp = Worksheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion 変数tmpにSheet1のセルA1を含む空白行、列に囲まれたデータが入ったセル範囲を代入
※レンジオブジェクトの上位オブジェクトWorksheetオブジェクトを指定してみました。上位オブジェクトを省略した場合、省略しない場合も復習しましょう。 - tmp.ClearFormats 変数tmpに代入したセル範囲の書式を全て消去 ※値は残ります
サンプルコードに登場したCurrentRegionプロパティは以下の記事を参照ください。
オブジェクトの省略については
auroralights.hatenablog.com