オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

【Excel VBA エキスパート ベーシック】セルの指定part2 ~ActiveCell・Selection~ (VBA入門12)

 

ActiveCellプロパティ

ActiveCellプロパティは、アクティブセルを参照するRangeオブジェクトを取得します。

以下の例ではExcelでセルA1:B7を選択している状態で、ActiveCellに文字列「選択中」という文字を代入しています。

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Selectionプロパティ

Selectionプロパティは選択しているセル範囲を参照するRangeオブジェクトを取得します。Selectionプロパティはセルだけではなく、図形が選択されている場合は図形を参照します。

以下の例ではExcelでセルA1:B7を選択している状態で、Selectionに文字列「選択中」という文字を代入しています。

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Slectitonプロパティはマクロ記録でセルの操作で、アクティブセル・選択中のセル範囲として記録されます。

 

ActiveCellプロパティとSelectionプロパティの違い

単一セルを選択している場合

単一のセルを選択しているときは、ActiveCell、Selectionともに同じセルを参照します。

単一のセルを選択している場合は、以下の2つのコードは同じ結果となります。

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複数セルが選択されている場合

複数セルが選択されている場合は、ActiveCellは現在アクティブな単一セル、Selectionはセル範囲全部のセルを参照します。

以下のような状態の場合、B6がActiveCell、B2:C6がSelectionの範囲になります。

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