For Nextステートメント
For Nextステートメントは、同じ処理を繰り返すときに使います。
For Nextステートメントの書き方
For Nextステートメントは以下のように書きます。
For 変数名 = 初期値 To 終了値 [Step 増分値]
処理
Next 変数名
- 変数は繰り返し回数のカウント用で、繰り返されている回数が数値で格納されます。
- 変数には数値が格納されるため、あらかじめLong型(長整数型)、Integer型(整数型)で宣言をしておきます。
- 変数は「i」や「j」などを使うことが多いです。
- 繰り返しの回数は、初期値と終了値で指定します。初期値が1、終了値が5の場合は、1,2,3,4,5と5回繰り返します。初期値が3、終了値が5の場合は、3,4,5と3回繰り返します。
- 変数の値は、初期値から終了値へ繰り返すたびに1ずつ増えます。ただし、Step 増分値を指定することで、繰り返すたびに増える数値を指定できます。
例えば、Step 2 と指定すれば、2ずつ増えます。Step -1は1ずつ減ります。
以下で色々なサンプルでFor Nextの理解を深めましょう。
サンプルコード1:変数の中の値
変数には最初に初期値が入ります。その後、処理を繰り返すたびに+1した値が入ります。
以下のコードでは、最初は初期値「3」、2回目は初期値+1の「4」、3回目は初期値+1+1の「5」(終了値)が変数に入り、繰り返しが終わります。
サンプルコード2:Stepを使って増分値を指定する
Stepを使って繰り返すたびに増える変数の値を変更することができます。今回は「Step 2」として、処理を繰り返すたびに変数の値を「+2」しています。