オーロラさんの勉強帳

SESの客先常駐勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。

【Excel VBA エキスパート ベーシック】Withステートメント~同じ記述の省略~ (VBA入門22)

 

Withステートメントとは

同じ処理対象のオブジェクトを1つにまとめて、省略することができます。Withステートメントに記述したオブジェクトに対して、1つの記述のみでプロパティやメソッドなど複数の処理を実施できます。

記述する文字数を減らしたり、可読性を上げるために用います。

 

以下画像のsampleとsample2は全く同じ処理です。右側のsamaple2はWith Range(”A2”)を指定し、Range(”A2”)を省略した箇所に「.」を記述して、複数のプロパティを変更しています。

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Withステートメントの書き方

Withステートメントの基本的な記述は以下の通りです。

With オブジェクト
 .メソッドやプロパティ
 .メソッドやプロパティ
 ~~
End With

 

Withステートメントのサンプルコード

以下ではワークシートオブジェクトの「Sheet1」をWithでまとめて、省略しています。

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以下ではワークブックオブジェクトの「Book2.xlsx」をWithでまとめて、省略しています。

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