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自宅PCで勉強用に使っているVMware上のCentOS8がエラーで起動できない現象が発生したので、備忘録として記事にしようと思います。
エラーの内容
VMware上のCentOS8が以下のエラーで起動できない状態になりました。
パワーオンができず、別プロセスがファイルの一部をロックしている、というエラーメッセージの内容となっています。
エラーメッセージ
パワーオン中にエラーが発生しました: プロセスはファイルにアクセスできません。 別のプロセスがファイルの一部をロックしています ディスク「C:\Users\【ユーザ名】\Documents\Virtual Machines\CentOS 8 (64 ビット)\CentOS 8 (64 ビット).vmdk」、 またはこのディスクが依存するスナップショット ディスクを開くことができません。 モジュール Disk のパワーオンに失敗しました。 仮想マシンの起動に失敗しました。
エラーの原因
おそらくVMware上のCentOS8を起動中にPCの電源をオフしたことが原因だと推測しています。
または、エラーメッセージの通り何らかの処理を掴んだままパワーオフした、などの要因だと考えています。
エラーの対応・解決方法
エラーに書かれている以下のフォルダに移動して、ロックファイルが格納されているフォルダ(末尾が「.lck」のフォルダ)を削除すると解決します。
C:\Users\【ユーザ名】\Documents\Virtual Machines\CentOS 8 (64 ビット)
今回の場合は、末尾に「.lck」が付く「CentOS8(64ビット).vmdk.lck」、「CentOS8(64ビット)-73f47be2.vmem.lck」の2つのフォルダを削除することで改善しました。
参考情報
削除した「CentOS8(64ビット).vmdk.lck」、「CentOS8(64ビット)-73f47be2.vmem.lck」の2フォルダには、拡張子「.lck」のロックファイルが格納されていました。
ロックファイルの中は以下のようにuuidなどの情報が記載されていました。
その他の「パワーオン中にエラーが発生しました」エラーについて
「パワーオン中にエラーが発生しました」以降のメッセージが原因や解決方法を調べるヒントとなっています。
今回の場合は「別のプロセスがファイルの一部をロックしています」から、原因や解決策(ロックファイルの削除)を導きだしやすかったです。
ただし、「パワーオン中にエラーが発生しました」のエラーメッセージには他にもいろいろ種類があり、原因・解決方法が異なります。
今回の場合は当てはまりませんでしたが、
以下のように「VMware Authorization Service」を確認し、サービスが停止している場合は起動させる方法が
「パワーオン中にエラーが発生しました」エラーには有効なケースがあるようです。
VMware Authorization Serviceの確認
1.「Windows」キー+「R」キー
2.「services.msc」を入力し、「OK」
3.サービスが停止している場合は、起動させる
※今回のロックの場合は、サービスは起動しており、再起動しても改善はしませんでした。ロックファイルを削除することで改善しました。