ORACLE DATABASE 12c SQL基礎(1Z0-061)の試験範囲でもある、
UPPER関数、LOWER関数、INITCAP関数の使用方法を紹介します。
目次
UPPER関数の使い方
UPPER関数は、引数に指定した文字データを大文字に変換する関数です。
UPPER関数の書式
UPPER(文字データ)
UPPER関数の使用例
--UPPER関数で文字列を大文字にする使用例 SELECT UPPER('Oracle 1z0-061学習') FROM DUAL; SELECT UPPER('abcdefg') FROM DUAL;
上記のSQLを実行すると引数に指定した文字列を大文字に変換します。
※実行結果
LOWER関数の使い方
LOWER関数は、引数に指定した文字データを小文字に変換する関数です。
LOWER関数の書式
LOWER(文字データ)
LOWER(文字列)の使用例
--LOWER関数で文字列を小文字に変換する SELECT LOWER('Oracle 1Z0-061学習') FROM DUAL; SELECT LOWER('ABCDEFG') FROM DUAL;
上記のSQLを実行すると引数に指定した文字列を小文字に変換します。
※実行結果
INITCAP関数の使い方
INITCAP関数は、引数に指定した各単語の先頭1文字を大文字に変換し、それ以外の文字(各単語の2文字目以降の文字)を小文字に変換します。
スペースや-(ハイフン)などの記号で区切られた文字を1つの単語とみなされることに注意が必要です。
INITCAP関数の書式
INITCAP(文字データ)
INITCAP(文字列)の使用例
--INITCAP関数で各単語の先頭文字を大文字に、2文字目以降を小文字に変換する SELECT INITCAP('oracle database SQL') FROM DUAL; SELECT INITCAP('I''m fine.') FROM DUAL;
上記のSQLを実行すると
1つ目のSQLでは「Oracle Database Sql」とスペースで区切られた各単語の先頭1文字を大文字、2文字目以降を小文字にして返します。
2つ目のSQLでは「I'M Fine.」と記号「'」とスペースで区切られた単語の先頭1文字を大文字、2文字目以降を小文字で返します。
「'」などの記号でも単語として区切られることに注意が必要です。