私はExcelで手順書や調査資料などのドキュメントを作成する際に、図形のグループ化、背景色の塗りつぶし、枠線の色の設定をすることが多いです。
どういう操作がより手間が少ないんだろう。もっと効率的な方法は無いのだろうか、ショートカットは無いのかなどなど。もんもんとしていた時期があります。
結論から言うと、図形のグループ化・背景色の塗りつぶし・枠線の設定などの操作は『右クリック』が効率が良くお勧めです。
図形のグループ化の方法について
ショートカットの方法
グループ化したい図形を複数選択した状態で、「Alt」→「J」→「D」→「A」→「G」→「G」を順番に押すことで、グループ化ができます。
右クリックの方法
グループ化したい図形を複数選択した状態で、『右クリック』→「グループ化」→「グループ化(G)」を選択することでグループ化ができます。
図形の塗りつぶし(背景色)の変更方法について
ショートカットで図形の塗りつぶしを変更する方法
塗りつぶし(背景色)を変更したい図形を選択した状態で「Alt」→「H」→「H」を順番に押すと以下のホームの塗りつぶしの色を選択したときと同じ状態になるので、上下左右のカーソルキーで色を設定します。
※「N」を押すと塗りつぶしなし、「M」を押すとその他の色を設定できます。
右クリックで図形の塗りつぶしを変更する方法
背景色を変更したい図形を選択した状態で、『右クリック』をして、「塗りつぶし」を選択して、任意の色に設定します。
図形の枠線の色の変更方法
ショートカットで図形の枠線の色を変更する方法
枠線の色を変更したい図形を選択し、「Alt」→「J」→「D」→「S」→「O」を順番に押すと「図形の書式」内の「図形の枠線」を選択した状態になるので、上下左右のカーソルや該当するキーボードのキーを押して枠線の色を設定できます。
Nは枠線無し。Mはその他の枠線の色。Wは太さ。Kはスケッチ(線のスタイルを変えるような機能)。Sは実線/点線などを設定できます。
右クリックで図形の枠線の色を変更する方法
枠線の色を変更したい図形を選択し、『右クリック』し、「枠線」を選択して任意の枠線の色を設定します。
まとめ
上記の3つの操作(図形のグループ化、塗りつぶし、枠線の色)について、右クリックで操作をするのが早いと思います。
Altキーを使った色々なショートカットは便利なので、自分でよく使うようなものは少しずつ覚えておけば、作業時間の短縮になるのでお勧めです。Alt→O→R→Eで行の高さの設定など。
今回の場合は、以下のショートカットを紹介しました。
- Alt→H→Hで塗りつぶし
- Alt→J→Dで図形の書式タブ
- Alt→J→D→A→G→Gでグループ化
- Alt→J→D→S→Oで枠線
もし、使う機会が多いようであれば、右クリックの操作と合わせて覚えておいてください。
Excelの上級者はマウスを使わないでキーボードだけで操作するみたいな記事を見たことがありますが、ケースバイケースでマウスもショートカットも使って効率よく作業するのが、柔軟で賢いやり方だと思います。