PC正常性チェックアプリ(PC Health Check App)とは
Microsoft社が提供している無料アプリです。
Windows10のパソコンをWindows11にアップグレードができるかどうかを確認ができます。
PC正常性チェックアプリは、以下のリンクからダウンロードが可能です。
PC 正常性チェック アプリの使用方法 - Microsoft サポート
PC正常性チェックアプリの機能について
PC正常性チェックアプリは、Windows10からWindows11へのアップグレードの可否以外に、以下のような機能があります。
No | 機能 | 説明 |
---|---|---|
1 | Windows11へのアップグレード可否 | Windows11の最小システム要件を満たすデバイスかどうかを確認するための包括的なチェックを実施できます。 |
2 | バックアップと同期 | Microsoftアカウントでサインインするか、新規作成してデバイス間で設定を同期します。 |
3 | Windows Updateの通知 | デバイスが最新ではない場合や注意が必要な場合、通知します。「Windows Updateを開く」から「Windows Update」にすぐに移動できます。 |
4 | ストレージ容量 | ドライブ使用料の割合が表示されます。 |
5 | 起動時間 | デバイスの起動時間と、その時間に影響を与える要因についての詳細情報を確認できます。 |
6 | デバイスの仕様 | PC名、デバイスの利用期間、ストレージ容量、RAMの確認。PC名の変更ができます。 |
7 | Windows11の詳細 | Microsoft社のWindows11の紹介ページへのリンクです。 |
※ | バッテリー容量(3年以上前のデバイスで利用可能) | バッテリー搭載デバイスにて、元の容量と比較したときのバッテリーのパフォーマンスに関する情報を取得できます。 |
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「このPCでの更新プログラムは組織が管理しています」Msgについて
「このPCでの更新プログラムは組織が管理しています」Msgが表示されて、Windows11へのアップグレード可否のチェックができない場合があります。
「このPCでの更新プログラムは組織が管理しています」Msgの原因
PCの更新プログラムを、グループポリシーやWSUSで管理している場合に発生するようです。
(会社で使用しているPCは、更新プログラムをIT部門が制御していることが多いです)
ドメインに参加していることを原因としている記事もありますが、
正確にはドメインに参加したことで更新プログラムを制御しているグループポリシーが適用されたことが原因だと思います。
Microsoftとしては、会社で更新プログラムを管理している場合、PC正常性チェックアプリで「Windows11の要件を満たしている」と表示して、
ユーザが勝手にアップグレードしてしまうことを防ぐために、アプリ側でこのMsgを表示しているのかと思います。
現在はWindows11が当たり前ですが、Windows11が出始めのときに、会社でWindows11の使用を制限・禁止している場合があります。
そういうことがあるので、アプリ側で更新プログラムを制御している環境では、制御元に確認するようMsgを表示しているのでしょう。
「このPCでの更新プログラムは組織が管理しています」Msgの対応
会社のPCを管理している担当者に相談してみてください。
更新プログラムを管理している会社であれば、IT担当者でアップグレードの可否などを案内できると思います。
また、以下のサイトに記載のWindows11の最小要件と使用されているPCの仕様を確認する、もしくはPCメーカーのサイトにWindows11への対応可否が記載されていることが多いので、そちらを参照いただくのも良いかと思います。