目次
この記事の目的
touchコマンドで新規ファイルを作成し、viエディタでファイルにシェルスクリプトを記述し、シェルスクリプトを実行する。
各コマンドなどの詳細は省くが、一連の操作を実際に実施することで理解を深めることが目的です。
touchコマンドについて
touchコマンドはタイムスタンプを更新するコマンドです。
存在しないファイル名を指定することで、空の新規ファイルを作成することもできます。
※この記事ではtouchコマンドの詳細は省きます。
<タイムスタンプの更新(ファイルのアクセス時刻を現在に更新)>
touch [既存ファイル名]
<空の新規ファイルを作成>
touch [新規ファイル名]
touchコマンドで空の新規ファイルを作成する
pwdコマンドで現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)の確認後、
ls -lでカレントディレクトリのファイル・ディレクトリを確認します。
次にtouch hello.shで「hello.sh」というファイルを作成します。
touch hello.sh
※lsコマンドで「hello.sh」が作成されていることを確認します。
作成したファイルをviエディタで編集する
vi hello.shでhello.shを編集します。
vi hello.sh
画面がエディタに切り替わったら「i」キーを押下して、「入力モード」に切り替えます。
入力モードで以下のシェルスクリプトを入力します。
#!/bin/bash echo "hello world."
入力が終わったら、「Esc」キーを押下し、「コマンドモード」に切り替え、「:wq」を入力し、「Enter」キーを押下します。
※「:wq」は保存してエディタを閉じます。
※viエディタの基本操作は今回は省きます。
ファイルの実行権限の確認
実行権限が無ければシェルスクリプトの実行ができません。
ls -lコマンドで実行権限の確認をします。
ls -l
「-rw-rw-r--」となっています。
※権限の見方の詳細は省きますが、実行権限の「x」がありません。
以下のコマンドで実行権限を付与します。
chmod +x hello.sh
ls -lで「x」の実行権限が付与されたことが分かります。
シェルスクリプトの実行
以下のように「./hello.sh」もしくは「sh hello.sh」、「bash hello.sh」と実行することで、hello world.が返ってくることが分かります。
./hello.sh
sh hello.sh
bash hello.sh